当社スタッフがFromAに特集記事として掲載されましたので、ご紹介致します。

心に灯りが点るとき  文:盛田 栄一


「新郎新婦の入場です。どうか盛大な拍手でお迎えください」暗転した披露宴会場に司会者の声が響く。同時に、島田は調光卓のフェーダーを押し上げた。BGM「花嫁のパパ」の音量が一段と上がる…。

 島田は、結婚披露宴での音響・照明をオペレートするサウンドコーディネーター。昨年5月にこのバイトを始めて以来、すでに100組以上のカップルの門出を演出してきた。「この仕事に興味をもったきっかけは、サークルの演奏会で照明係を担当したこと。舞台に立つことなく、舞台全体の流れをコントロールするのがすごく面白かったんです。でもいまの仕事に就いてから、もっと大きな喜びを発見しましたね」

 披露宴当日、島田は本番の数時間前から会場に詰めている。みずから立てた照明プランに沿って機材を搬入し、お客様である新郎新婦のご要望を踏まえて選曲したCDを調光卓にセット。時には、当日の新郎新婦の様子を見て、BGMの曲を差し替えることも。開始1時間前には、司会者、会場のキャプテンと進行表を見ながら最終打合せ。開演すれば、宴はほぼ進行通りに進んでいくが、時にはハプニングも。

島田が経験した最大の“事件”は、お色直しで中座した新婦が体調を崩し、会場に戻ってこられなかったこと。「そのときは司会者やキャプテンと知恵を絞って、新郎様に、ご親戚の小さな女の子と腕を組んで入場していただきました。結果は大成功。持ち場は違っても、世界一の披露宴を作り上げようという思いはスタッフ皆同じです」。

 宴は進み、やがて新郎新婦からご両親への花束贈呈。島田は左手で「ユア・ソング」の音量を上げ、右手でスポットライトを点灯させた。場内に感動が満ちていく。それを肌で感じながら、島田は思う。お客様に感動を与え、新郎新婦のお二人に感謝され、仕事の達成感まで得られる。自分は、ここにいる誰よりも幸せかも…。島田の心に、ぽっと灯りが点った。みずから点灯したスポットライトのように。




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