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星に願いを 〜……
「ミレニアム」、月日はすごいスピードで駆け巡っています。新世紀まで90日。 この世に生を受け100年の境目を越える、
さらに1000年の境目を迎える。 この目に見えない「不思議なとき」に出会えた私たちは、とてもラッキーなのかもしれません。

西洋占星術。 誕生から、星に導かれている運勢を唱える占いがあります。
Babyが早朝に生まれるのは、引力で起る潮の満干によるとか。 そして誕生日が12星座(今は13?)のどれかに属し、星のご加護のもと人生が導かれる?わけです。
2000年8月17日頃、遥か空のかなた太陽系において「グランドクロス」という現象が起こりました。
天文学者たちは不吉なことが起こると恐れていました。 その日、私は夜まで池袋に。 もし何かが起こるとしたらここで迎えるのかしら…、と真剣に空を見上げていたのです。
「宇宙」には、「太陽系」という太陽を中心に動く天体の集団があります。
太陽に一番近い順に水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・冥王星・海王星とそれぞれ軌道を描いていて、この星々は発光せずに、くるくると太陽の周りを自転しながら一周。 この星たちを惑星と呼びます。
この惑星が太陽を中心として、すべて十字ラインに並ぶ現象をグランドクロスといいます。 それは、何百年に一度の確立…。 それぞれの星々が、地球のように回っているので、すべてが一列に、それも十字に並ぶのは、やはり何か気味が悪いような気もしますね。 私達が実際見ることが出来ない遥か彼方でこんなことがあったのです。
惑星以外にも、恒星(こうせい)という発光している星があります。 空を見上げて光っているこの星たちが集まり、星座を作っています。
星座ひとつひとつには物語があるんですよ。 有名なのは七夕。 織姫と彦星は、琴座のべガと鷲座(わしざ)のアルタイル。 冬にひときわ輝くオリオン座(大きな三ツ星)の弓矢は、夏に現われるさそり座(赤い星が一つある)を狙っているとか。 さそりは逃げ回っているのでオリオンと反対に位
置し、オリオンが見えなくなるまで夜空には現われないとか。 おもしろですね。 詳しいことは、本屋さんで探してみて下さい。
また、星にちなんだ音楽も沢山ありますね。 邦楽では、“乙女座宮”“昴(すばる)”“輝く星座”…・。有名どころクラシックでは、ホルストの“惑星”より、“ジュピター(JUPITER)“…など。 この機会に聴いてみるのもよいかも・・。 夜空の美しい秋、星たちがささやきあう2000年、占星術に基づいて未来を一層輝かせてみてはいかがでしょうか?
〜編集後記〜
少女だった頃、天体望遠鏡が欲しくて、いただいたお年玉
をぜーんぶ貯金していました。
ある日母に、あの貯金はどうしたかしらと尋ねたら、ナンと私の結婚費用の一部に充てたと…。
いまだに肉眼で空を見つめている私です…。
Mari
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